Cafe穀雨 農と食と人のこと

岩泉町に来た1 安家地大根の種子をとる準備

今日の田舎さんの
ご親切な差配と情報を頼りに、岩泉町にお邪魔しました。
安家地大根(あっかじだいこん)の育つ、岩泉町、そして安家を見てみたかったのです。
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安家は、もっと山がちなところを想像していましたが
安家川の両側に家がたち、その後ろに斜面地の耕地を持つ集落でした。

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集落を進み、畑にいらした方から
種子を採種するために、
畑に植えなおした安家地大根を見せていただきました。
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畑の一隅に10本ほど、網をかぶせて育てておいでです。
4月27日は20度以上気温がありましたが
こちらでは、朝寒く、この2日間続けて霜が降りたとのこと。
網は霜よけだそうです。
貯蔵しておいた大根を4月に活け
7月の上旬に種子を取り、8月の上旬までには播種するのだそうです。

こちらは集落の中心に近い畑です。
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秋にとれた地大根を畑に貯蔵、上から杉葉をかけて
ネズミの食害を防ぎます。
緑は芽吹いた地大根たち。
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このように植えられます。
そばにはネギの穂を作らない
三階ネギ(詳細は今日の田舎さんの4月25日の記事を)。
ネギの先から次の芽が出てくるのだそうで、
となりにある小さな株は秋に芽を植えたものです。
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暮らしに必要だから種子が残っていった、と
安家の方から教えていただきました。
家々で受け継いだ種子は、その家の安家地大根であり
在来種だけに、表情も様ざまだが、それでいい、とも。

貴重、限定、少量・・などといった
うたい文句とともに
どうしても野菜だけが
一人歩きしがちなのですが、
大切なのは暮らしとセットで残すこと。
それがどれだけ大変なことか
その苦労を推し量ることしかできませんが
安家にはその両方がある、と感じました。
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