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Cafe穀雨 農と食と人のこと

柿を干そー!

なかなか良い渋柿に出会えず、
お店で甲府の百目柿を購入しました。
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立派だ・・。

くるくる皮をむいて
T字に残していただいてあるヘタに
紐を通して両端に結ぶだけ。
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沸騰したお湯に数秒つけるとか
焼酎を吹きかけるとカビがこないのだそうですが
面倒なのでそのまま干しちゃいました。

山間地の道の駅などで
柿の皮を干したのを売ってますが
漬物に一緒にいれて甘みをだすのだそうです。
昔は柿は冬季の甘み、お菓子のように
大切にされていました。

立派な柿が収穫されず、ただただ落ちるにまかせていたり、
柿が枝ごと店先に置かれていて
「ご自由にお持ちください」などと書いてあると
私たちは柿を
ありがたがらなくなってきているんだなと思います。

向山雅重著『続山村小記』昭和49年発行の中に
「せんぼ売り」という文章があります。
向山は、長野県宮田村出身の民俗学者ですが
主に信州のくらし、それも日常の
記録に残りにくい事柄をたくさん採集しています。
「せんぼ」は伊那周辺の柿の種類で
モチアワやソバの稈、クワの葉を鍋に入れ
「くろあかい水」を煮立たせ、
「せんぼ」を一晩つけて「さわし」、渋を抜いたそうです。
馬につけて山間地に売りに行き、
必ずヒエと物々交換したので
「ひえくみ」(稗換)と呼ばれていました。
そのヒエは馬の糧になったというのですが
人間もヒエをコメやアワなどとまぜ
食べていた時代ですから、
馬だけが食べたわけではないかもしれませんね。

この文章を読むと
「さわし柿」、「くし柿」(干し柿のことかと)、
完熟させてやわらかくする「ずくし柿」など
さまざまな柿の種類と
食べ方があったことがわかります。
そして甘い柿を楽しみにしていた
子どもたちのことまでがよみがえるようです。

さあ、干した柿はお正月の良いデザートと
なるでしょうか?
皆様も柿を干してみては!?
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