Cafe穀雨 農と食と人のこと

しだみ餅

久慈の市を訪ねたのは
『東北を歩く』結城登美雄 を読んで、
市での雑穀販売の多さと、しだみ餅の販売が行われていることを知り
いつか行ってみたいと思っていたからでした。
しだみ餅・・食べました。
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食べたのは、上の白い方のしだみ餅、野田村で売られていました。
下は久慈の市でみかけたものです。
しだみ餅は、ドングリを使ったまんじゅうですが、
ドングリを餡にして小麦粉の皮で包み、ゆでたもののようでした。
小豆より軽い感じの餡でさっぱりしていました。
久慈の市のほうは、ドングリ餡で、モチか何かを包んである感じ。
しだみは、戦争中の食料不足で、食べるものがなかったときに工夫して食べたと
長野、静岡でうかがったことがありました。
なので、ふつーうに販売されていてびっくりしました。
売られていたしだみ餅からは、救荒という面は感じられませんでしたが
やませや、冷害などで飢饉に見舞われてきた岩手で
ドングリを食べる習慣と、加工術が受け継がれていることがすごいなあと思いました。
以前、遠野をおたずねした時、
別冊パハヤチニカ『遠野郷 食・人・伝』を読みました。
そこではしだみを命がけで拾ったことや、メシの量を増す食材として
しだみを蒸し、干して大量に保存していたことが、聞き書きされています。
このような伝統の智恵を、まだ語ってくださる方から、いろいろ教えていただきたいですね。
岩手すごいわ~。
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